◆還暦祝いにおススメな急須の選び方
おいしいお茶を楽しむためには良いお茶の選択、上手ないれ方、急須選びが非常に大切です。みなさん良いお茶を選ぶことや、上手ないれ方には気をつけられていますが、急須に関してはあまり気を配られていないのではないでしょうか?
ここでは、少しでも多くの方に「おいしいお茶を飲んでもらいたい。」「お茶を飲む時間をさらに楽しくしてもらいたい」と思い、簡単な急須の選び方をご紹介させていただきます。
■急須を選ぶには大きく分けて3つのポイントがあります。
@陶器製の急須を選ぶ
Aすり合わせがよくできているものを選ぶ
B茶こし(陶製茶こし・金属製茶こし)の種類で選ぶ
@陶器製の急須を選ぶ
陶器の急須は磁器の急須よりも吸水性・保温性に優れているため、お茶の
アクがとれ、まろやかになります。
当店では陶器製の急須として、常滑焼の急須を中心に取り揃えています。
それは、常滑焼の急須は酸化鉄を多く含んだ土で作られるため、お茶を
いれた時にお茶のタンニンと土が反応して苦味がとれまろやかになるためです。
また、陶器の急須は吸水性に優れているため、使えば使うほどお茶の味が
急須本体にしみ込み、より味わい深くなっていきます。
Aすり合わせがよくできているものを選ぶ
すり合わせとは、急須本体に合うフタを作るため、ひとつひとつ急須とフタを
合わせ、ガタつきを無くしたものです。
すり合わせをすることによって、密封度合いが高まり、よけいな空気が
入らないため、お茶本来の持つ、味、香り、色を引き出すことができます。
さらに、急須を傾けてもフタと本体の隙間からお茶がもれることがなく、最後の
一滴までしっかりと注ぐことができます。
常滑焼の急須は、すり合わせをしっかりと行っているので、使いやすく
全国的に有名です。
B茶こしの種類で選ぶ
茶こしの種類は大きく分けて2つあります。
○陶製茶こし(セラメッシュ急須)
金属製の茶こしと比べて目詰まりしやすいので、お手入れが少々面倒ですが
お茶の持つ本来の味わいを引き出してくれるのがこの陶製茶こしです。
陶製なので金属臭がなく、お茶と急須が接する面積が一番広いのでお湯を
入れたときに中の茶葉が急須の中で踊り(ジャンピング)、お茶の旨みを
最大限に引き出します。
代表的なものとして
・茶こしの目がこまかい『セラメッシュ急須』
があります。
○金属製茶こし(アミ型)
金属製の茶こしは陶製の急須に比べると味がすこし落ちますが、陶製のもの
より簡単にお手入れできます。最近はほとんどの方がこのアミ型の茶こしを
使っておられると思います。茶葉の細かさによっていろいろな種類があるのも
特徴です。
当店で取り扱っている常滑焼の急須は酸化鉄を多く含んだ土で作られるため
お茶をいれた時にお茶のタンニンと土が反応して苦味がとれまろやかになります
代表的なものとして、
・急須の内側全体に帯のような茶こしアミがついていてお茶と急須の接する
面積が広い『帯アミ急須』
・急須底と茶こしに隙間があけてあり、水切りがよく色んな種類のお茶が
楽しめる『おーばる急須』
・急須の中のアミと底の高低差で茶葉と残り湯を分けることによって、茶葉が
浸り続けず2杯目以降もおいしいお茶がいただける『葉っちゃき急須』
・フタ、アミなどに工夫を加え、お茶を注ぐときに茶葉がこぼれにくく、茶葉も
捨てやすくなった『ぐー茶(てい)急須』
・アミ目が細かいため、紅茶や粉茶などいろんなお茶が楽しめる
『深蒸し急須』
などがあります。
■サイズについて
お茶を入れる湯のみの大きさによっても変わってきますが、急須のサイズを
ご紹介します。急須を選ぶときの参考にどうぞ♪
○100ml〜200mlの急須 約1人〜2人用
○201ml〜340mlの急須 約2人〜3人用
○341ml〜480mlの急須 約3人〜4人用
○481ml〜600mlの急須 約4人〜5人用
○601ml以上の急須 5人以上用
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